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大須賀淳
2025.1.12 10:34その他ニュース

キャンセル・カルチャーとサブプライムローンの類似性

法治主義の社会において、「私刑」は原則として許されないという建前になっています。

 

それでも、情状的な面で私刑に「大義」を見出そうとすれば、それは「当事者性」の量に大きく依存します。

 

「示談」も広い意味で私刑の一種ですが、「金銭」という「価値の代入ツール」を使い、「当事者間でのみ」の適用に限定することで、法治主義の近代社会における私刑の禁忌を回避し、円滑な社会運営のための「バッファ」として利用されています。

 

この観点から「キャンセル・カルチャー」を見つめると、それに乗る者の99.9999%には「当事者性」がありません。

 

つまり、キャンセル・カルチャーとは「当事者性の無い私刑」と表すことができます。

 

当事者性の無い私刑には当然「大義」が存在しませんが、扇動メディアやSNSを通じて無数の大衆に分散させる事で「大義なき私刑の不当さ」を細切れにして判別困難にし、一方で「私刑を下す快感」(本来は「当事者」にのみ、不利益の代替として情状的に許容されるもの)を手軽な消費物として流通させます。

 

週刊文春などのキャンセル・カルチャービジネスは、本来であれば道理の通らない「大義なき私刑」を、細切れにカットして分散することで大衆に消費させるという「ビジネスモデル」と言う事ができます。

 

ただ、本来は無茶なものを「細切れにして誤魔化す」ビジネスは、ある時点でとんでもない破綻を招く危険を孕んでいます。その代表例が、2008年に発生した「サブプライムローン破綻による金融危機」です。

 

「サブプライムローン」は、本来であれば「無茶な借金」を、机上の論理で細分化(証券化)して消費を煽ったために、当然のように破綻して世界的な金融危機を招いてしまいました。

 

「返せない人にローン組ませちゃダメ」は疑う余地のない常識ですが、ペテン的なごまかしを「金融工学」と言い換えて住宅ローンを促進し、やがて破綻。

 

「仕掛けた」側には早々に離脱して利益のみを貪った者もいるのでしょうが、当然それは「公心ゼロの鬼畜の所業」です。

 

道理の通らぬ事を「分散させて消費させる」。この意味で、サブプライムローンと、キャンセル・カルチャーの「ビジネスモデル」は驚くほど似通っています

 

現時点で、キャンセル・カルチャーはエンタメを「餌食」にして、娯楽の源泉を乱伐しながら一瞬の快感を提供するという麻薬ビジネスのような構造になっていますが、エンタメの「資源」が枯渇したら、その矛先は「莫大な公を持つ鉱脈」すなわち皇室を現在以上のターゲットにするでしょう。

 

現状においても、「男系男子固執」は、「男尊女卑」という「現代では許容されない価値観」を、細切れにして伝統〝っぽい〟フィルムで包装することで心淋しき者達に消費させるという「ビジネスモデル」として確立してしまっています。

 

男系男子固執者は、公心なく皇室を商材として利用する「逆賊」か、それを消費する快感に耽溺する「マヌケ」のどちらかです。

 

1月25日開催のゴー宣DOJOのタイトル「伝統ではない!男尊女卑だ!」は、この構造をしっかり見極める上での、あまりに的を射たキャッチフレーズと言えるでしょう。

 

会場観覧は締切間近!検討中の方はお急ぎください!

 

開催要項
【第120回 ゴー宣DOJO in 東京】
■テーマ:「伝統ではない!男尊女卑だ!」
■日時:令和7年1月25日(土)14:00〜17:00

■場所:東京都内
■参加費:3,000円(中学生〜大学生:2,000円、小学生以下:無料)

公論イベントは事前申し込み制となっています。
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大須賀淳

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